兵庫県宍粟市一宮町

2017年06月05日


兵庫100山に戻る

兵庫100山』   うっかり爺さんの道間違いは未だに続く。
黒尾山
  最近(昔から)、道間違いが多いので、今日もすんなり登ってすんなりと下山したく、気を付けて歩いていたのだが、左コースの登り口を見逃してしまった。お蔭で谷コース(仮称)から登ることが出来たが、かなりの困難な道なので追従は止めておくべきが無難だと思います。
左コースは'01年06月に登っているはずであるが、記録も記憶もないので、今日の反省も含めて再度、登ってみたいと思っている。
一山へ行く
  兵庫100山の3巡目最後の山となる一山に行く。
〔037〕黒尾山 (1,025m)
兵庫100山の我がリストには黒尾山を3回登ったことになっていたが、実は時間切れで途中敗退したのが、
1回あったのだった。同じく、一山も1回敗退しており、この二つを本日、登り直しすることにした。
ここ1週間程はカラッとした空気の涼しい天候が続いているので、今日も気持ちの良い山歩きが出来ると
思っていたが、いつもの道間違いでハプニングが起こる。
くろおやま
Road Map :R29の安積橋付近から普門寺へ向かい、その横から林道に入る。ゲートから駐車場までは2km。
Route Map:コース分岐に車を停めて左コースから谷コース(勝手に新設)で山頂へ。右コースで下る。
周回時間:3時間00分(休憩時間12分含む)
登り:1時間35分(左コース〜谷コースにて)
下り:1時間13分(右コースで下山)
    標高差:515m
累積標高差:640m
今日は左コースから登って右コースへ下山する予定なので、コースの分岐点に車を停めて6時50分に歩き始める。気温10℃の晴天、寒い位の涼しさだ。
普門寺の横から林道に入って行くと直ぐに獣避けゲートで出て来てくるので開けて車を通して、閉めておく。ここから荒れた林道を2kmで登山口に達する。
分岐点から左側の林道を進めば直ぐに第1駐車場となる。
ハイカーは通常、ここに車を停めることになる。
分岐点に昔からある簡易地図であるが、'01年に登った時の物から新調されている様だ。クリックで拡大します。
駐車場の右奥から左コースが始まる。最初は林道の名残りがあった。
駐車場の奥には湧き水があったが、チョロチョロとしか流れていなかった。小汚いので飲む気にはなれず。
伐採されたスギの木が登山道上に散乱していた。ハイカーへの嫌がらせに感じる粗大ゴミだ。左コースへの分岐が中々出て来ない。
スギの植林帯の中にはっきりした登山道が伸びる。
中央コースへの分岐があったが、左コースから登りたいのでパスする。
本来、道間違いでは引き返すべきであるが、カシミールの地図では沢沿いに歩いても黒尾山には登れそうなので、チャレンジしてみる。
左コースへの分岐が見付からないまま、沢沿いに踏み跡が続くので追って行く。対岸に赤テープが見られたが、この先からは赤テープは見られなくなった。左コースへの分岐を通り過ぎてしまったかも知れない。
高巻きしなければならない個所も出て来るが、これがザレていて中々登れない。ロープの1本も欲しい所だ。
沢水は殆ど流れていないが沢登りに変更する。この先に崖でもあればそこで中断、引き返しとなるだろう。
心の不安とは別に中々雰囲気の良い谷間だ。
季節がらのヒルが気になり足元をチェックしながら歩く。
空が見えて来た。これで尾根には出られそうであるが、果たして尾根に登山道が通っているのだろうか?
最後に崖が出て来なくて良かった。
踏み跡も標識もまったく出て来ない中で、沢登りを楽しむ。(実際は不安で楽しくない)
多少方向がずれていたが、左手には黒尾山が望めた。
ガレた谷を登り切ると草地に出た。ここから下ろうと思うハイカーは居ないだろう。目の前には林道跡があり、登山道らしき道もあった。
藪を掻き分け進んでいると快適なブナ林に出た。
林道跡が伸びていたので、最初はこれを歩いていたが、方向が違って来たので、右手に平行して伸びていた登山道歩きに変更する。ところがこの道は藪道でイバラも混ざっており、かなり難儀する道だった。
道標もマーキングテープも無いが、歩き易いので山頂方向に進んで行く。
初めて出て来た道標は朽ちて読めなかったが、兵庫・・・までは判った。記憶にはまったく残っていないが、この道は'07年11月に山崎町側の大国農場から登った時に通っている道だった。
通常より30分遅れの1時間35分にて”黒尾山”(1,025m)に着く。
先日に続き、兵庫の山ではめったにない最高の見通しの良さで展望が楽しめた。
山頂の鳥瞰図はサス材で出来ているのか錆びることなく輝いていた。まずは東側を見てみる。
山頂には誰も責任を取らないのか、超粗大ゴミが健在だった。
山頂から東側を見る。兵庫の山でこんなに見通しが良いのは滅多に無い。
これを同定される御仁も居られるが、こんなドングリの背比べを同定してもしょうがないと思うが・・・
肉眼では氷ノ山、三の丸はそれと判った。
山頂から北側を見る。
山頂が涼しく快適だったので去り難がたく、12分休憩して下山に入る。
下りで道間違いするととんでもない所に行ってしまうので、再度、分岐を確認しておく。
下山14分にて”虚空蔵尊”に着く。ここは左コースの分岐点となっており、本来ならここに登ってくるはずだった。
登山道の有難みを痛感して下って行くと、行者尊への分岐があったが、これはパスして更に下ると虚空蔵尊が見えて来た。
途中で中央コースへの分岐あり。
今日は滝見をしたいので、分岐から右コースに入る。
中央コースの分岐からの右コースは水平道のトラバース路が続き楽チンではあるが、標高が一向に下がって行かない。この借金はどこかで清算する必要がある。
右コースに入るが道標には”下山左コース”と表示されていた。
進行方向から見て左右を決めているのか?、こんな間違い易い表示は止めて、東コース、西コースとすべきである。
沢音は快適であるが、路面はガレ場で歩き難い。
下山38分にて沢に出合う。この後は沢沿いの道となる。
林道跡らしい所もあるが、崩壊してガレ場になっている個所もあり。
下山56分にて林道跡の終点に出る。ここから少し先までは林道としての形態を残していたが、その先は完全に崩壊しており林道の形はまったく残っていなかった。
”口滝”に着く。不動滝は見逃してしまった様だ。
今日の”口滝”は水量が少なく残念な滝姿だった。
林道跡には”ジャケツイバラ”が沢山咲いていた。
この花は綺麗でお気に入りなのだが、花名通りに茎には鋭い棘がある。
口滝から直ぐの所に分岐点の駐車地があった。
下山1時間13分にて黒尾山を終了する。